会期 | 令和5年11月12日(日)11:00~16:40(予定) ※終了時間は当日の進行状況により変更になる場合がございます。 |
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会場 | Zoom |
開催方法 | オンライン |
灸の効果と臨床の実際 up to date
-温熱刺激からみた灸のエビデンス-
基礎講座 11:00~12:30 【座長】 埼玉医科大学 小内 愛 東京有明医療大学 坂井 友実 |
「臨床に役立つ灸の基礎的な知識」 東京医療専門学校 専任教員 三村 直巳 先生 「地域医療における灸療法の実践-お灸は最先端の科学になるかもしれない-」 |
シンポジウム 13:30~15:30 【座長】 東京有明医療大学 安野 富美子 せりえ鍼灸室 小井土 善彦 |
「灸治療の特性とその果たす役割」
1.灸の温度曲線とその特性-有痕灸・無痕灸の様々な灸法を用いて- 2.妊娠・出産期の灸治療の実際 3.台座灸を活用するお灸の実践 4.コロナ後遺症に対する灸治療の試み 5.総合討論 |
教育講座 15:40~16:40 【座長】 埼玉医科大学 山口 智 |
「TRPチャネルを介した温度受容のメカニズムと生体反応」 生理学研究所 細胞生理研究部門 教授 富永 真琴 先生 |
研究会に新規ご入会の上、会員価格での参加登録も可能です。
ご希望の方は上記の参加申込ページより《入会金・年会費込》と記載のあるチケットをご購入下さい。
※上記の参加申込ページより《入会金・年会費込》と記載のあるチケットをご購入された場合、
入会申込フォームからの別途入会手続きは二重登録となりますのでご遠慮ください。
会場 | Zoom |
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開催方法 | オンライン |
※詳細につきましては随時更新予定です。 |
会員 | 3,000円 |
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一般 | 7,000円 |
学生 | 3,000円 |
※入会につきましては入会案内をご覧ください。 |
日時:令和5年11月12日(日)11:00~16:40(予定)
会場:オンライン(ZOOM)を予定しております
テーマ
灸の効果と臨床の実際 up to date
-温熱刺激からみた灸のエビデンス-
この度、第56回現代医療鍼灸臨床研究会を令和5年11月12日(日)にオンラインにて開催いたします。
今回も、新型コロナウイルスの感状況を鑑み、オンライン開催のみとします。
何卒ご理解、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
1部 基礎講座 11:00~12:30 【座長】 埼玉医科大学 小内 愛 東京有明医療大学 坂井 友実 |
臨床に役立つ灸の基礎的な知識 東京医療専門学校 専任教員 三村 直巳 先生 地域医療における灸療法の実践-お灸は最先端の科学になるかもしれない- |
2部 シンポジウム 13:30~15:30 【座長】 東京有明医療大学 安野 富美子 せりえ鍼灸室 小井土 善彦 |
「灸治療の特性とその果たす役割」
1.灸の温度曲線とその特性-有痕灸・無痕灸の様々な灸法を用いて- 2.妊娠・出産期の灸治療の実際 3.台座灸を使用したお灸の実践 4.コロナ後遺症に対する灸治療の試み 5.総合討論 |
3部 教育講座 15:40~16:40 【座長】 埼玉医科大学 山口 智 |
TRPチャネルを介した温度受容のメカニズムと生体反応 生理学研究所 細胞生理研究部門 教授 富永 真琴 先生 |
以下のいずれかに該当する方が入会できます。
会員様のお名前(姓名)と変更後の内容をご明記の上、事務局( iryo.a@accelight.co.jp )までメールでご連絡ください。
正会員の方を対象に頒布しておりますが、非会員および学生の方も購入可能です。(1部 4000円、郵便振替のみ)
ご購入希望の方へはご請求書及び払込用紙をお送りいたしますので、以下の内容を事務局(iryo.a@accelight.co.jp)までご連絡ください。
メールにて上記内容をお送りいただきましたら、事務局より送付される請求書及び払込用紙のご到着をお待ちください。
※お申込みより2週間以上たっても請求書が届かない場合は、恐れ入りますが再度事務局までお問い合わせください。
※お申込みに対するメールでのお返事はお送りしておりません。請求書の送付をお返事に代えさせていただいておりますので予めご了承ください。
事務局にてご入金の確認が取れましたら研究会誌をお送りいたします。
なお、払込用紙の受領票ないし利用明細票が領収書となりますので大切に保管下さい。
[雑誌論文] 著者名(欧文著者名は姓 名の順に記載し、名はその頭文字で記載する)。 論文題名. 雑誌名 発行西暦年; 巻(号): 起始頁-最終頁.
(例) 坂井友実、安野富美子、田和宗徳 ほか. 低周波鍼通電療法の臨床的研究 筋刺激(筋パルス)と神経刺激(神経パルス)の検討. 日本温泉気候物理医学会雑誌 2004; 67(2) : 87-108.
(例) Noguchi E, Ohsawa H, Tanaka H et al. Electro-acupuncture stimulation effects on duodenal motility in anesthetized rats. Jpn J Physio 2003; l53(1): 1-7.
[書籍] 著者または編者名. 書名: 副題. 版次. 出版地: 出版社; 発行西暦年.
(例) 安野 富美子. 足から元気をつくる本. 第1版. 東京: 講談社; 2002.
[書籍の1論文を引用] 著者名. 論題(英文の場合In~). 編者名. 書名: 副題. 出版地: 出版社; 西暦発行. p.開始頁-最終頁.
(例) 山口 智. 関節リウマチ. 矢野 忠編. 鍼灸療法技術ガイドⅡ. 東京:文光堂; 2012.p.868-879.
[電子文献の引用] 上記の印刷媒体の引用方法に従ったうえ、URL. 参照日付を記載する。
(例)現代医療鍼灸臨床研究会〔internet〕, 研究会のこれまで. http://jsmamr.umin.jp/gaiyou.html.〔accessed 2013-02-07〕.
[私信,未刊行物,投稿中の文献] リストに入れず、本文中で説明するか、または脚注として示す。ただし、印刷中のものは引用文献欄に上記の引用方式で記載し、末尾に(印刷中、英文の場合は in press)と記載する。
準備中・・・
現代医療鍼灸臨床研究会が発足したきっかけは、今から約30年程前にさかのぼります。それは私が当時勤務していた東京大学医学部付属病院物療内科(現アレルギー・リウマチ内科)物理療法室での鍼灸の勉強会が契機となりました。この勉強会には鍼灸師の資格を持ったスタッフ職員をはじめとして外部からも参加者がありました。その中で鍼灸の専門学校を卒業してまもない方から、「疾患や症状を現代医学的視点からとらえて鍼灸を行うこと、またそれを考慮した治療が非常に重要であることをこの勉強会を通じてわかったが、専門学校ではほとんどこういったトレーニングや考え方を学ぶ機会がなかった。同じような人が多数いると思われるので、もっと多くの人に教えてあげられないものか。」という要望がありました。
そこで、当時の勉強会主催者のメンバーで職場の同僚であった粕谷大智先生(現リハビリテーション部鍼灸部門主任)と東大老人科所属の安野富美子先生(現東京有明医療大学教授)と相談し、研究会立ち上げに向けて踏み出すことにしました。そして、埼玉医大で臨床・研究に従事している山口智先生(現埼玉医科大学准教授)に話を持ちかけたところ、同じような考えであることがわかりました。また、幸いなことに学会や研究会の発足、運営に経験豊かな人もいて、スムースな形で発足しました。さらに、当時の筑波大学助教授で理療科教員養成施設長の吉川恵士先生にも加わって頂き、1994年10月29日に第1回研究会を東京大学山上会館で開催することができました。
本研究会の特徴は、現代医学的視点から疾患や症状をとらえ、病態を把握し、病態に基づいた治療を行い、鍼灸の有効性、有用性を検討するところにあります。鍼灸治療には、様々な治療法があります。例えば、現代医学的手法、あるいは古典的手法、中医学的手法といった具合に、俗にいう流派というものがありますが、本研究会では特定の治療に限定するものではありません。共通のコンセプトは現代医学的に病態を把握するところにあり、鍼灸治療の効果を科学的な根拠に基づいて評価するというものです。
本研究会の目的は鍼灸医学の進歩と普及に貢献し、鍼灸医療の社会的地位の向上に寄与するところにありますが、目標は医療機関の中に鍼灸を医療手段の一つとして位置付けるところにあります。そのためには医師をはじめとした医療従事者と共通の認識をもって連携し、信頼される必要があります。即ち疾患や症状を現代医学的視点でとらえ病態を把握するという認識を持ち、科学的視点で評価できる力量を持つことと考えます。
このような資質と力量を持った鍼灸師が、医師や医療従事者とチーム医療を進めていく上では極めて重要と考えます。
研究会は通常1回の大会につき、1疾患または1症状を大会テーマに掲げ、じっくりと討論できるようにと討論時間を長く設けました。プログラムの基本は基礎講座、シンポジウム、教育講演からなります。基礎講座では、疾患または症状の基礎的な解説を行い、次のシンポジウムにつなげます。シンポジウムでは、鍼灸臨床の第一線で活躍している鍼灸師を招いて講演と討論を行います。教育講演では大会テーマとなった領域の専門の医師をお招きし現代医学の立場から講演してもらいます。その内容は現代医学的な診断、治療、評価、最新情報等です。
尚、教育講演の医師にはシンポジウムから出席してもらい、討論にも加わっていただきます。専門的な立場から、鍼灸に対する感想をはじめ期待すること、要望など、鍼灸が治療手段の一つになるためのコメントをしてもらいます。
この、基礎講座、シンポジウム、教育講演については、その講演内容を研究会誌「現代鍼灸学」に掲載することにしました。この現代鍼灸学は2001年から発刊し、2020年で丁度20巻という一つの節目を迎えました。
回 | 年月 | メインテーマ | 会場 |
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1 | 1994.10.29 | 腰下肢痛の病態からみた鍼灸の適応と限界 -腰部脊柱管狭窄症を中心として- |
東京大学 山上会館 |
2 | 1995.10.07 | 頚肩腕痛の鍼治療の有効性 | 〃 |
3 | 1996.04.13 | 肩関節の痛みに対する鍼治療の有効性 | 〃 |
4 | 1996.11.04 | 膝関節痛に対する鍼治療の有効性 | 〃 |
5 | 1997.04.29 | 腰下肢痛を伴わない腰痛に対する鍼灸治療 | 〃 |
6 | 1997.11.03 | 関節リウマチに対する鍼灸治療 | 〃 |
7 | 1998.04.29 | 下肢症状に対する鍼灸治療 | 〃 |
8 | 1998.11.03 | 上肢の痛み、しびれに対する鍼灸治療 | 〃 |
9 | 1999.04.29 | 顔面神経麻痺に対する鍼灸治療 | 〃 |
10* | 1999.11.07 | 21世紀の医療における鍼灸 | 東京大学 安田講堂 |
11 | 2000.04.29 | 肩関節障害の鍼灸治療 | 東京大学 医学部2号館 |
12 | 2000.11.03 | 耳鳴りに対する鍼灸治療 | 〃 |
13 | 2001.04.29 | 間歇性跛行を主症状とする腰部脊柱管狭窄症に対する鍼灸治療 | 〃 |
14 | 2001.11.03 | 婦人科系疾患に対する鍼灸治療 | 東京大学 弥生講堂 |
15 | 2002.04.29 | 腰痛に対する鍼灸治療 | 東京大学 医学部大講堂 |
16 | 2002.11.03 | アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療 | 東京大学 弥生講堂 |
17 | 2003.04.29 | 変形性膝関節症に対する鍼灸治療 | 一橋記念講堂 |
18 | 2003.11.02 | 頭痛に対する鍼灸治療 | 東京大学 弥生講堂 |
19 | 2004.04.29 | 頸椎症・頸椎椎間板ヘルニアに対する鍼灸治療 | 〃 |
20* | 2004.11.03 | 鍼灸基礎講座 痛みの機序とその臨床応用 -最近の知見- 特別企画1 助疾患の特徴と治療法 特別企画2 21世紀の高齢者医療の理念と戦力 |
東京大学 鉄門記念講堂 |
21 | 2005.04.29 | 腰椎椎間板ヘルニアに対する鍼灸治療 | 〃 |
22 | 2005.11.03 | 泌尿器科疾患に対する鍼灸治療 | 〃 |
23 | 2006.04.29 | 腰痛に対する鍼灸治療 | 〃 |
24 | 2006.11.03 | 脳血管後遺症に対する鍼灸治療 | 〃 |
25 | 2007.04.29 | 肩関節周囲炎に対する鍼灸治療 | 〃 |
26 | 2007.11.03 | 腰下肢痛に対する鍼灸治療 | 〃 |
27 | 2008.04.29 | 女性疾患に対する鍼灸治療 | 〃 |
28 | 2008.11.03 | 変形性膝関節症に対する鍼灸治療 | 〃 |
29 | 2009.04.29 | パーキンソン病に対する鍼灸治療 | 〃 |
30* | 2009.11.03 | 心と身体の調和をめざして -鍼灸医療の特質をさぐる- | 〃 |
31 | 2010.04.29 | 頸部神経根症に対する鍼灸治療 | 〃 |
32 | 2010.11.03 | 末梢性顔面神経麻痺に対する鍼灸治療 | 〃 |
33 | 2011.04.29 | 癌患者の愁訴と鍼灸治療 | 〃 |
34 | 2011.11.03 | 診療各科における肩こりの病態と鍼灸治療 | 〃 |
35 | 2012.04.29 | 産科領域のマイナートラブルと鍼灸治療 | 〃 |
36 | 2012.11.04 | 肩関節周囲炎の病態と鍼灸治療 | 〃 |
37 | 2013.04.29 | 美容鍼灸の展望と可能性 | 〃 |
38 | 2013.11.03 | 頭痛の病態から見た鍼灸治療の最前線 | 〃 |
39 | 2014.04.29 | 腰痛の病態と新たな治療戦略 | 東京大学伊藤国際センター |
40* | 2014.11.03 | これからの医療に求められる鍼灸 -現状の危機を突破するには何が必要か- |
東京大学 鉄門記念講堂 |
41 | 2015.04.29 | 不妊症に対する鍼灸治療の新たな展開 | 〃 |
42 | 2015.11.03 | 変形性膝関節症に対する鍼灸治療の最前線 | 〃 |
43 | 2016.04.29 | 慢性疼痛の病態と治療戦略 -難治性疼痛に対する鍼灸治療の有用性- |
〃 |
44 | 2016.11.03 | 更年期障害に対する鍼灸治療の最前線 | 〃 |
45 | 2017.04.29 | スポーツ鍼灸の課題と今後の展開をさぐる | 〃 |
46 | 2017.11.03 | 超高齢社会における高齢者の新しい概念と鍼灸治療 | 〃 |
47 | 2018.04.29 | 冷え性に対する鍼灸治療の現状 -末梢循環障害の基礎と臨床のエビデンス- |
〃 |
48 | 2018.11.03 | 頸椎およびその周辺疾患に対する鍼灸治療 | 〃 |
49 | 2019.04.14 | がん患者に対する鍼灸治療の現状と新たなる展望 -現代医療における鍼灸治療の果たす役割- |
〃 |
50* | 2019.10.27 | 令和の新しい時代に期待される鍼灸治療 -真の医療連携の確立とその戦略を探る- |
〃 |
51 | 2020.10.25 | 不妊症に対する鍼灸最前線 | オンライン |
52 | 2021.04.25 | 温故知新、鍼通電療法の臨床UP to date -現代医療に活用できる組織選択性の意義と臨床の実践- |
〃 |
53 | 2021.10.31 | 温故知新、鍼通電療法の臨床UP to dateⅡ -鍼通電療法の多様な可能性を探る- |
〃 |
54 | 2022.10.30 | 「耳鳴・難聴・めまい」に対する鍼灸治療の最前線 -病態からみた鍼灸治療戦略- |
〃 |
55 | 2023.04.16 | 温故知新、鍼通電療法の臨床UP to date 第3弾 -現代医療に活用できる組織選択性の意義と臨床の実践- |
〃 |